博士が教えるオメガ3脂肪酸なるほどガイド

血液サラサラになるのはなぜ?

オメガ3脂肪酸がもたらすとされている血液サラサラ効果について、そのしくみやメカニズムを解説していきましょう。

血液がドロドロになってしまうのはなぜ?

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そもそものお話しとして、なぜ血液はドロドロになってしまうのか?また血液がドロドロになるとどんな問題があるか?

端的に言ってしまえば、血液をドロドロにしてしまうものの正体は中性脂肪やコレステロールです。糖分や肉類、油ものなどの過剰摂取により、肝臓で処理しきれなかったものが、血中に増えてしまいドロドロになってしまうのです。

またアルコールや運動不足なども原因とされています。そしてドロドロとなってしまった血液は、高血圧や血栓、さらには心筋梗塞や脳卒中などの病気の原因になってしまうのです。

そしてそのようなドロドロ血液を解消する有効手段のひとつが、他ならぬオメガ3脂肪酸なのです。

ここで、あるエピソードをひとつ。エスキモーやイヌイットの人たちは、その寒さ厳しい住環境ゆえ、野菜類をほとんど食べることができないそうです。にもかかわらず、脳梗塞、心筋梗塞などの病気は少ないとのこと。

彼らの主食が魚であり、その魚に含まれているオメガ3脂肪酸、特にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の作用によるものだと考えられています。

オメガ3脂肪酸の血液サラサラ効果

では、より具体的に、オメガ3脂肪酸の効果を見ていきましょう。

まず、オメガ3脂肪酸に含まれるDHAには、細胞膜に取り込まれると細胞膜の流動性を高める作用があります。

その結果として、血管細胞がしなやかになり、赤血球も柔らかになる効果をもたらします。加えてDHAには血中のコレステロール値そのものを下げる働きもあります。

続いてもうひとつの成分であるEPA。こちらには、血液自体の粘度を減らして血液を流れやすくする作用があります。

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また、血液には血小板という出血などの際に固まる成分がありますが、EPAはこの血小板が血管内で固まってしまうのを防ぐ作用もあります。さらには、血中の中性脂肪濃度を下げる働きも。

以上の通り、これらDHA やEPAがもたらす作用によって血中の中性脂肪やコレステロールを下げ、血液がスムーズに流れるようにするというのが、オメガ3脂肪酸がもたらす血液サラサラ効果なのです。

食事の偏りやお酒の飲みすぎ、運動不足などが気になる方などには、ぜひオススメします。