博士が教えるオメガ3脂肪酸なるほどガイド

亜麻仁油

オメガ3脂肪酸を含む油分として注目を集めている亜麻仁油について、その特徴や効果的な摂取の方法などについて述べていきたいと思います。

オメガ3脂肪酸で注目の亜麻仁油、その効果はいかに?

亜麻仁油

亜麻仁(アマニ)油というものは、どちらかと言えばまだ馴染みが薄いという方が多いのではないかと思います。一方で、ヒット曲として知られる『亜麻色の髪の乙女』の題名になっている、亜麻の種子から摂れる油だと言えば、多少はイメージが沸くでしょうか。

この亜麻という植物は比較的寒い地方で栽培されるものであり、元々は強靭で上等な繊維として用いられていました。

なお、余談ながらフランス語では「ラン」と発音され、ランジェリーはアマの高級繊維を使用した女性の下着が言葉としての由来なのだそうです。

亜麻の成熟した種子から抽出されるのが亜麻仁油になります。食用以外にも、油絵の絵の具に用いられたり、木製品用のワックスなどの用途もあります。

亜麻仁油の大きな特徴としては、その成分の5割以上ないし6割程度がオメガ3脂肪酸であるという点に尽きます。1日小さじ1杯程度を生のままで飲むことでオメガ3脂肪酸の必要量を満たすとされています。

しかしながら、亜麻仁油には大きな弱点が。それは、熱に弱く、また酸化しやすいこと。そのため、冷蔵庫でしっかり密封した状態で保存することが重要です。

購入する際は大容量のものは避け、小さいものをこまめに買うというやり方が望ましいと言えます。もちろん亜麻仁油が酸化してしまうと、効力はなくなってしまいます。

また、前述の通り熱に弱いため、加熱する料理に使うのは避けるべきです。サラダなどにかけて食べるか直接飲むのがよいでしょう。どうしても料理と組み合わせたい場合は、食べる直前に素早くふりかけて食べるようにしてください。

ちなみに、ある実験によれば、小さじ一杯の生の亜麻仁油を2ヶ月間毎日摂取したところ、中性脂肪が36mg減、ウエストサイズ1.7cm減少、悪玉コレステロールの値も下がったという結果が出たそうです。

以上の通り、亜麻仁油はオメガ3脂肪酸を摂取するには大変適しており大きな効果も期待できます。その反面、他の食材と比べると、取扱いや保存・摂取の仕方に注意が必要になりますので、予め踏まえておく必要があります。