博士が教えるオメガ3脂肪酸なるほどガイド

ALA

オメガ3脂肪酸のひとつであるALA(αリノレン酸)が、人間の身体にもたらす効果や効能、メリットなどについて、詳しく紐解いてご紹介していきたいと思います。

ALA(αリノレン酸)とは何か?

ALA(αリノレン酸)もまた、オメガ3脂肪酸のひとつであり、人間の身体に不可欠な必須脂肪酸として知られています。

ちなみに、同じくALAと呼称され、サプリメントなどにもなっている成分として、アミノレブリン酸というものもありますが、こちらは脱毛症の治療や皮膚がんなどの治療に用いられる成分で、αリノレン酸とは全くの別物です。

どちらもALAと呼ばれるため、混同してしまうケースが多く見られますので、ご注意ください。

では、αリノレン酸ついて、詳しく述べてまいりましょう。この成分にはひとつ、大きな特徴があります。

それは、人間の体内に摂取されると、DHAやEPAに変換されるという点です。DHAやEPAは、それぞれ該当ページで述べました通り、それぞれ中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させるなどの重要や役割を果たす成分になります。

αリノレン酸は言ってみれば、そうしたDHAやEPAを体内で生み出してくれる卵のようなものなのです。しかしながら、摂取したαリノレン酸から変換されるDHAやEPAは10~15%程度とされています。

身体への効果とは?

αリノレン酸にはアレルギーを抑制する効果が期待できます。各種アレルギー症状の原因のひとつに、リノール酸の過剰摂取がありますが、αリノレン酸はリノール酸対して競合的に働く性質があるため、リノール酸を原因とするアレルギー症状を緩和できるというしくみです。

もうひとつ興味深いデータとして、2011年にアメリカ・ハーバード大学で発表されたものがあります。10年間、のべ50,000人以上の女性を対象とした調査において、αリノレン酸を豊富に摂取し、同時にリノール酸を控えることで、うつ病の発生が減少したというものです。

なおこれは、あくまでαリノレン酸を摂取した場合であり、魚油由来のEPAやDHAの摂取はではなかったとのこと。この点はなかなか興味深いものがあります。

それに関連して補足しておきますと、αリノレン酸はEPAやDHAと同じくオメガ3脂肪酸の仲間ですが、EPAやDHAは魚に多く含まれるのに対し、αリノレン酸は植物由来であるという違いがあります。

そしてαリノレン酸を豊富に含む筆頭が亜麻とエゴマになります。これらに関しては別途個別ページを設けてありますので、併せてご覧ください。

以上の通り、αリノレン酸には体内でEPAやDHAを発生させる働きに加え、独自の効果を発揮させるという性質も併せ持っています。

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